大学非常勤講師、前を向く

はじめまして。大学非常勤講師を始めて、3年目になりました。現在、3つの大学で、教職・教育関係の授業を計5コマ(通年では10コマ)担当しています。昨今の大学非常勤講師に関する報道等は、雇い止め、高学歴低所得、専任教員との所得格差といった、どちらかというと明るくない話題が多いように思います。私自身もそのような報道・記事等を見て、落ち込んだり不安になったりしたこともありました。そんな状況なので、大学非常勤講師について、もっと前向きで明るいことを話題にする記事があってもいいのではないかと思うようになったのです。そこで、大学非常勤講師という仕事について、まず自分が前を向き、あえて前向きな面にフォーカスを当て、それを言葉にして伝えたいと思うようになりました。このことが、当ブログをはじめようと思った動機です。

 

早速ですが、今日あった、前向きな出来事をご紹介したいと思います。

今日授業をした大学の講師室のドアに、「無期転換」に関するお知らせが貼られていました。非常勤の先生方でちょっとした人だかりになり、皆さんその掲示に見入っていました。ある先生に、「これ(無期転換のこと)、手続きは今年度中だって」と声をかけられましたが、その先生は「みんなに教えてあげなきゃ」と笑顔でおっしゃっていました。大学非常勤講師の契約は、通常1年更新ですが、2013年度から通算して契約期間が5年を超える場合、本人が申し込みをすれば、期間の定めのない労働契約に転換できるというものです。ただでさえ不安定な大学非常勤講師にとって、この法改正は、大きな一歩ですね。

 

こんな感じで、大学非常勤講師にまつわる、前向きな話題を綴っていこうと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。