先行投資と思いきや…

今年の3月に博士課程を修了したので、博士論文を製本して、協力いただいた機関やご指導・ご協力していた方にお渡しする必要がありました。自分の場合はページ数が多い(A4で約370頁)ので、自宅で印刷すると、紙も大量に必要ですし、何より印刷に時間がかかってしまいます。業者さんに印刷からお願いするとだいぶ値は張ってしまいますが、先行投資と思って、思い切って製本屋さんにお願いをしました。お願いしたのは、「日本文書」さんという製本屋さんです(www.nihonbunsho.co.jp/thesis/index.html?yclid=YSS.EAIaIQobChMIuILsm87h4wIVg3ZgCh3qHQN3EAAYBCAAEgJXLfD_BwE )

 

製本をお願いしたのは全部で20冊。今回は、ソフトカバー製本でお願いしました。その製本した博士論文が、本日自宅に届きました。かなりの重さがあったので、宅配業者さんに玄関の中まで運んでもらいました。

 

仕上がりは、想像以上に素晴らしいものでした!紙の表紙ですが、今回はラミネート加工をしてもらったので、ある程度丈夫かなと思います。実は、自分としては印刷代が高いと思ったので、少しでも自分でやればコストダウンできたかと少々後悔していましたが、印刷自体がとてもキレイで、紙質も良いものだったので、お願いして大正解でした。

 

ただし、コストが、1冊あたり学術書1冊分くらいの値段になってしまったので、かなりの出費になります。でも、必要経費だし、先行投資だと思って、喜んでお支払いしようと思って料金を納めました。

 

すると、不思議なことに、料金を支払った翌日、非常勤をしている大学の一つであるE大学から電話をいただき、

 

「急遽で恐縮ですが、春学期でご退職となってしまった先生が出たので、秋学期からその科目を担当してもらえませんか?」

 

ということでした。つまり、仕事のオファーです。

 

その科目は、業績上自分が担当できるのと、時間割もこちらの希望を聞いてくださるとのことで、快くお引き受けさせていただくことにしました。

 

このお仕事をいただいたことで、製本代以上の収入が見込まれます!E大学に心より感謝です。

 

先行投資の回収は、早くもできてしまったようです。まさに「瓢箪から駒」というか、「棚からぼた餅」というか…。お世話になった皆さんに、博士論文をお届けするのが楽しみです。