学生さんからの間接的な相談―指導教授との関係について―

こんばんは。
今日はE大学で授業でした。当初、授業の後に学生たちの相談を受ける予定通りでしたが、そのうちの一人が体調不良により、翌週へ変更となりました。

今日は面談はなし・・・と思っていたら、別の学生さんからの相談が入りました(笑)。
本人の悩みではなく、お友達の悩みに関する相談でした。


今日お話したAさんは、お友達のBさんが最近元気がないことを心配しています。
「何かあったのですか?」と聞いたところ、


Bさんは、指導教授の先生と上手くいっていないんです。それで、すごく悩んでいるんです
とのこと。


私も、Bさんが元気がないことは薄々感じていましたが、どの程度なのかは分かりませんでした。

Aさんから一通り話を聞き、ほおっておいてはいけないケースだと思いました。でも、指導教授の先生とは面識がないので、非常勤講師の立場では、Bさんとその先生の間を取り持つことが出来ません。

そこで、

学科の別の先生に相談してみたらどうですか?

と言ったところ、すでに相談したとのことでした。でも、特に進展はないようでした。


Bさんには、大学側に対して要望があるようですが、卒業を控えているこの時期では、現実的ではありません。


Aさんの話を聞く限りでは、Bさんは、指導教授の先生が、Bさんに厳しい言葉で指導することが受け止めきれない様子でした。
また、Aさんのお話しでも、その先生が他の学生さんよりもBさんに対して、厳しい口調で指導をされるということでした。

その先生の世代や、Bさんの進路、そして、Bさんの学業に対する真摯な姿勢を考えると、そんなに厳しく指導されるような問題があるとは思えません。


これらを総合して判断すると、これは先生なりのBさんへのお気持ちなのかな?とも思えました。つまり、師として、学生に厳しく指導することが正しいことだと考えていると言うことです。

Bさんとその先生は、孫と祖父母ほど年齢が離れています。どうしてもジェネレーション・ギャップがあるのです。そうなると、コミュニケーションの仕方が異なるのは仕方がないことなのです。

相談してくれたAさんに対して、指導教授の先生はおそらくBさんに頑張って欲しいと思って、つい厳しく指導されているのではないかという私なりの見解をお伝えしました。Aさんとしても思い当たる節があるようで、とても納得していました。そして、Aさんは・・・

やっぱり捉え方ですよね?

と。そして、このように考えられれば、自分がBさんだったら辛くならないかもしれないと言ってくれました。


現時点で、私ができる最善のことは、Bさんが相談したとされる専任の先生に、Bさんの心的状態を伝えることです。
そして、Bさんには、「捉え方」と、Bさんの気持ちは否定しない(つまり、辛いと思っていること)で良いということをお伝えしたいと思っています。