教員経験と教育学者の二刀流だからこそのご提案

こんにちは。

先日の記事に書いたとおり、今日は、今月2度目のコンサルの日でした。


今回は、大手機器メーカーC社さんからのご依頼。

1時間とやや短めでしたが、1時間とは思えないほど、濃い打ち合わせができ、大変充実した時間を過ごすことができました。

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最初に、私の経歴や家族構成(差し支えない範囲で…とのことだったので、簡単に答えました)、現在の仕事状況、教員としてモットーとしていることなどを聞かれたので、

もしや面接か?

と思った場面もありました(笑)

終始、和やかな雰囲気で話は進みました。


事前に、

自作の教材やプリント

を持ってくるよう頼まれていたので、

それをお見せしながら、現場ではどのように使っているかをお話させていただきました。


それから、ペーパーレス化できるものとできないものについて、意見を求められました。

学校現場ではペーパーレス化できない(ならない、しないほうがういい)ものがどうしてもあり、その理由について、

①教員としての立場

②教育学者からの知見

から述べさせていただきました。


特に、②の立場からは、国際的な学力テストPISAで1位になったことがあるフィンランドの順位が下がったのと、同国の教育におけるペーパーレス化が同時期であるというお話(論文に依拠)をさせていだき、とても納得していただけました。


そして、本日の主題である、C社様が考えている商品については、需要があるかどうか、意見を求められました。


商品のアイデアを図式化したものを見せていただきながら説明を受けました。

結論から言うと、

絶対にほしい!

と思いました。


教員なら、こんな感じで使いたい!

小・中・高校生なら、こんな使い方ができるんじゃないか?

研究者なら、こう使うし、今すぐほしい!

などなど。次から次へとその仕様がイメージできました。



そして最後に、

いくらなら買いますか?

と質問されました。


相場が分からないので、何とも言えないですが、先方が示した値段を聞いた時に、


その値段なら絶対に買います!


と即答。その倍くらいでも欲しいかも~と思ったので、正直にお伝えしました。


C社様からのご提案で素晴らしいと思ったのが、商品開発にあたって、時代の流れでペーパーレス化していく中で、

ペーパーレスのほうに着目するのではなく、「紙」が絶対に必要とされるところに着目して開発されている点です。

トレンドを追いがちですが、従来のものが全くなくなるわけではないので、とても大切な視点だと思いました。


今日のコンサルでは、前回の反省を生かし、教員経験だけでなく、教育学者の立場から専門的な知見をご提案でき、ほっとしています。

思わず嬉しくなり、今日のランチは、前から目をつけていた、大好きな沖縄料理のお店へ。

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充実した一日でした。