三人寄れば文殊の知恵~「研究を仕事にする」について~

一昨日、大学や研究所の専任教職員以外の立場で、「研究」で収入を得ることに関心がある仲間と、初打ち合わせをすることができました。数カ月前から温めていたことなので、実現できて本当に良かったと思っています(参加して下さった皆様、ありがとうございました!)


打ち合わせをしたメンバーは、いずれも人文・社会科学系の博士課程満期退学者と修了者。専門分野は全く違いますが、同じ地域を研究対象としているという共通点があります。


当ブログでも紹介した、「研究を仕事にする方法①~③」を、すでに少しずつやっている私たちですが、個々で「研究」を仕事にしている事例をいくつか紹介しながら、私たちがそれをどう参考にしてやっていけばいいか、また、チーム化することで、もっと可能性が広がるんじゃないかということを考えました。

私たちの研究対象とする領域(この場合は同一の地域研究)が、大学や学会以外の分野、つまり世の中に、どう還元できるのか…。いかに研究とそうでない世界をつなげられるのかが鍵だね、という話になりました。

その一方で、研究をするには、ある程度まとまった資金を獲得することが重要です。それをどう取得していくのかについても話をしました。


一昨日の打ち合わせは2時間半で、あっという間に感じました。打ち合わせをした結果出た今後に向けての方向性は、以下の2点に集約できます。

①個々でできることをしてみる。
・自分の研究テーマ・専門に関することで、一般の方にも関心を持ってもらえるような情報の発信。

②チームとしてできることを始める。
・研究資金獲得に向けて、研究テーマの設定と申請のための打ち合わせをしていく。

①については、参加していたメンバーから、SNSやネット上のサービスを活用するなど、いろいろなアイデアや方法が出てきて、大変勉強になりました。

②の話は想定していなかったのですが、自分としては、いつか実現できたらいいな~と思っていたことなので、とても嬉しく思いました。


まさに、三人寄れば文殊の知恵。個人で研究及び研究に関連する仕事をすることに加え、時々互いが考えていることを話すのがすごく大切だと、しみじみ実感しました。


一昨日の打合せで得られた「知恵」を活かして、いろいろ試みたいと思います。また、このブログで報告したいと思います。