「研究が仕事を生む」ためのネットワークづくり

こんにちは。今朝、中高教員時代の教え子(Aさん)から、突然連絡がありました。Aさんは、私が研究対象としている地域(のある島。Z島とします)に滞在していて、ある人(Bさん)と繋いでくれるために電話をくれました(どうやら悪天候のため、今日帰ってくるそうです。なので、突然になったそう)。

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Bさんとは、AさんがZ島に滞在している時にお世話になっている方で、他の都道府県からZ島に移住されたそうです。

 

私が以前、Aさんに、

 

 

調査に行く時に、猫の手も借りたいほど忙しいんだけど、誰かいい人いない?

現地で私の代わりに作業してくれる人いないかな?

現地でアシスタントしてくれる人もいたら、すごく嬉しい!」

 

 

と騒いでいたことを覚えていてくれて、Bさんにその話をしてくれていたのでした。

 

Bさんのお仕事の関係上、冬はあまり仕事がないそうで、何かできる仕事を探しているとのこと。一方、私は、一研究者として、時間・経費が限られている中、効率よく研究するために、研究をサポートしてくれるようなサービスがあったらいいのに・・・と常々思っていました。研究サポートに関しては、よく研究仲間との雑談のなかで、「研究のサポートをしてくれる人いないかな?こんなサービスあったら利用したいよね?」「なんなら、そのサービス、こっちでやるんだったら自分がやりたい!」なんて言いながら、盛り上がっています。

 

私が研究対象としている地域は、今の住まいから決して近くはないところ。飛行機で何時間もかかるし、現地のなかでも移動をすることが多い(たまに飛行機を乗り継いだりする)。よって、飛行機代・交通費以外に宿泊代もかかる。「ちょっとあの資料をコピーしたいんだけどなあ」と思っても、大学非常勤講師の身分では、飛行機代は簡単には出せないし、授業やほかの仕事もあるから、現地に行く時間を工面するのも一苦労(おまけに私は「母」なので、現地に行くにはいくつものハードルがある・・・)。

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だから、現地に行かなくても、現地でしかできないことをサポートしてくれるサービスがあったら、どれだけ研究が捗るんだろう?と思ったのです。

 

・現地にいて、特に冬場は時間があるBさん(や彼女のような方)。

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・現地から遠い地にいて、時間がなくて、猫の手を借りたい私(や研究仲間)。

 

これって、上手くマッチングできるんじゃないの?と思ったのです。

 

今日初めて電話でお話しましたが、こちらの意図を理解してくださって、スムーズに行きそうな手応えがありました。まずは、私がBさんにお仕事としてご依頼することで、仕事として回してみようと思っています。今年度中にBさんにお会いして、お仕事を「ご依頼」したいです。

 

それから、Bさんからは、私の研究テーマについて質問してくださって、聞き取りの対象になるような方の存在や、当時のZ島の特殊な状況を、とりいそぎごく簡単に教えていただきました。それが、私にとっては、とても関心があるテーマ!!人脈もおありとのことなので、本業である研究自体が進展しそうです。

 

Bさんにとっても、研究者である私にとっても、win-winなサービスになるように、とにかく実験したいと思います。それを繋いでくれたAさんに、心より感謝です。

 

ちなみに私がこの地域と初めて接点を持ったのはこのZ島でした。その思いについては、また別の機会に書きたいと思います。